歴史

姫路の鎖の歴史

姫路の鎖の歴史は、江戸時代、姫路城築城に際し、必要な釘を火造りしたことが始まりで、明治時代には船針の製造が加えられ、やがて鍛造で鎖が製造されるようになりました。
その後、この鍛造の伝統を基盤に、昭和15年頃、アプセットバット溶接法(細物鎖)に始まり、フラッシュバット溶接法(太物鎖)等の機械製法の導入により、大型化、量産化、高品質化が可能になり、同時に産地としての基盤が確立されました。
其の結果、現在当地で生産される鎖の種類は数百種類にも達し、メーカーも50数社を数え、全国シェアーは、75%に達しております。

灘のけんかまつり(姫路市)

また、鎖の用途は、海用と陸用に大別されますが、前者は、船舶用、漁業用、海上構造物等、後者は、木土・建築用、住宅用、車両用、農林畜産用、遊具用、その他一般生活用品等、私達をとりまく社会生活全般に亘って使用されております。
その他にも用途に応じた鎖を製造しております。

消費者の要望に応じたチェーン造り、品質の向上、新製品の開発にも努力いたしております。
弊社におきましては、従来溶接の不可能なステンレス、銅、真鍮等の新製品開発に成功し、各分野に使用して戴いております。

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